予約語の種類

制御構造に関する予約語:

if, else, repeat, while, function, for, in, next, break

特殊定数/論理値など:

TRUE, FALSE, NULL, Inf, NaN, NA, NA_integer_, NA_real_, NA_complex_, NA_character_

引数参照用の特殊表現(R の内部的使用):

..., ..1, ..2, ...

たとえば if, for, function などは制御構造を構成するためのキーワードであり、 TRUE や FALSE は論理値、NULL は「値が存在しない」ことを表す特殊定数として定義されています。 これらの予約語には言語として明確な役割があるため、 自分のコードでこれらを変数名や関数名にすると予期せぬエラー・挙動を引き起こす可能性があります。 つまり、予約語は**「特別な意味付きで既に使われている名前」**として、 ユーザーが自由につけてよい識別子とすることはできないのです 。

確認方法 (?reserved)

R のコンソール上で以下のように入力すると、予約語の一覧を確認できます:
?reserved
または、
help("reserved")